‘Perl’ タグのついている投稿

mi内でタグ以外の箇所の半角英数字を一括全角置換したい

2018/04/05

 電書で縦書きの本を作ることが多いため、テキストエディタ「mi」内でXHTMLファイル内の半角英数字を全角に打ち替えなければならないことが時々あります。なんでそういうことになるのかと言えば、InDesignのデータ内では半角の英数字でも段落の設定次第で正立させて表示できるんですね。でもXHTMLとして書き出してしまうとそういう設定は飛んでしまうので半角英数字として横転してしまいます。なのでこれまでできるだけInDesign内で半角から全角に置換するようにしていましたが、やはり書き出してしまってから置換できてなかったのが判明して手で打ち替えるというケースがそれなりにあり、特に長めの単語ではめんどくさいし入力ミスが怖いなーと思っておりました。
 ということで普段使っているテキストエディタ「mi」内で気軽に置換できるようにしたので以下メモです。

やりたいこと

  1. miに書き出した段階ではXHTMLタグテキストの編集になるため、タグ部分は除外して置換処理をしたい
  2. テキスト全体ではなく該当部分を選んで置換処理をかけたい
  3. できるならショートカットで置換できるように設定したい

Perlでの置換処理の内容

 Perlで処理するための置換コード自体は以下。処理としてはテキストを<>で括られた文字列(要はXHTMLのタグ)を区切り文字として分割し、配列内各要素がタグかどうかを判定してタグではないものに対してのみ置換処理をかけています(なので使用者がタグの真ん中あたりから適当に範囲選択したりするとアレなことにはなるけどそれは無視)。ここいらのコードは市川せうぞーさんにヒントをいただきました。ありがとうございます。

ワンライナー化してAppleScriptに組み込む

これをワンライナー化してAppleScriptに組み込むことでmiでの現在の選択部分に対して置換をかけられるようになります。

 なお「on run」「end run」の行に関してはmi内のツールから実行するための記述なので、単体アプリとして保存して使うならなくてよいです。範囲選択した状態でアプリを実行すれば大丈夫。
miのモードにスクリプトを組み込む方法については詳述はしないのでmi公式ページなど見てください。実例としては以前に作ったこれの「その他」(Miscellaneous)フォルダに各種仕込んだりしてます。

キーボードショートカットで使えるようにしてさらに便利に

 で、これをキーボードショートカット一発で使えると本当に快適だなーと思って調べていたのですが、macOS設定メニュー内、キーボード項目のショートカット設定で行けるという情報を見つけました。素晴らしい! 何でも行けるじゃないですかこれなら。

 ということで早速設定。ついでにひらがな←→カタカナの変換も仕込みました。そちらもタグは除外して置換するようにしました。まあXHTMLのタグ内にカナとか漢字が混じってるとは思えないけど。

タグの部分以外が一括で置換された

タグの部分以外が一括で置換された

 他にも仕事ごとにいろいろ仕込んで使えそうだけどまあそこいらはおいおい。

(2018.4.5)

PandocのICML出力にでんでんマークダウン記法のルビを対応させる

2017/11/14

 Pandocというプロジェクトがあります(日本語解説はこちらを参照)。これはMarkDown記法などで書かれたドキュメントをHTMLやWord文書、PDFなどに変換して出力できるといったようなものですが、出力対応形式のひとつにICMLが入っています。これはAdobe InCopyの保存形式で、InDesignに配置して流し込むことができます(Pandocは一応EPUBにも変換できるようなのですが、まだEPUB2.0のようなのでまあ・・・)。
 なかなか興味深いのでちょっと調べてみたのですが、残念ながらルビには対応していません。まあMarkDown記法自体にルビの記法がないですし、ルビは(当たり前ですが)日本語版InDesignにしかない機能なので当然と言えば当然です。Pandocは国際プロジェクトなので仕方ないところでしょう。
 でもルビ使えたら便利そうだよねということで、でんでんマークダウンのルビタグ拡張記法に対応する置換処理をPerlで書いてみました。まあPandoc本体はHaskellで書かれているようなのですが、そんなもんは非専業プログラマとしては手が出ないので手を出しません。コードは以下。

ターミナルで

perl このコードのファイルパス.pl 変換するPacDocの出力したICMLファイルのパス.icml

のような感じで動作し、元ファイルを上書きします。結果はこの通り。
置換結果

PandocでMarkDown形式のファイルを.icmlにするのは

pandoc マークダウンファイルのパス.md -s -o 出力先パス.icml

のような感じ。
Pandoc自体のインストールは私はhomebrewでやりましたが、インストーラも存在するようです。

Pacdocを絡めたDTPフローの話はここここにあります。やはりみんないろいろ試されていますね。

テスト用に使ったマークダウンファイルもこちらに置いておきます。

(2017.11.15)

PerlでXHTMLのテキスト内容だけを置換する

2017/10/20

 まあ仕事でEPUBを作っていると恒常的にXHTMLに触ることにはなるのですが、検索で文章中の欧文の部分などを引っかけて修正する時にXHTMLのタグ部分も引っかかってしまって、これこのまま間違えてここも修正しちゃったらエラー直行だよなみたいなケースが時々あります。なのでテキスト部分だけを検索置換対象にできれば便利かなと思って作ってみました。

 XML::LibXMLでXHTMLをパースしてテキストノードだけ選別して置換処理をループで回してるだけです。置換用ファイルは別ファイルにPerlの置換式書いたヤツを読み込む感じで。

 Macのターミナルで

perl コードのファイル.pl 置換対象.xhtml 外部読み込み置換式.pl

 のような感じで実行すれば置換対象のxhtmlを置換して上書きします。

 外部置換用ファイルは以下のような感じ。

 いやあ長年作りたかったんですよこういうの。こないだやっとパーサーモジュールでDOM飼い慣らせたんで作れましたよ。うれしい。

(2017.10.20)

プロフィール
Jun Tajima

こちらにて、電子書籍&Web制作を担当しています。
このブログは、EPUB3をはじめとした電子書籍制作担当オペレータからの、「電子書籍の制作時にたとえばこんな問題が出てきていますよ」的な「現地レポート」です。少しでも早い段階で快適な電子書籍閲覧・制作環境が整うことを願って、現場からの声を発信していこうと目論んでおります。

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